2016年4月16日にケプラー探査機のトラブルについての最新情報が更新されました。
記事名:Mission Manager Update: Kepler Remains Stable as Health Check Continues
April 16, 2016
The Kepler spacecraft remains stable as the process of returning it to science continues. The cause of the anomaly, first reported on April 8, remains under investigation.Since Sunday morning the spacecraft has remained safely “parked” in a stable pointed configuration called Point Rest State. In this state, fuel usage remains low and the communication link to Earth is good. As of Tuesday, mission operations engineers had downlinked all the necessary data from Kepler to triage the situation and plan the steps toward recovery.
Charlie Sobeck
Kepler and K2 mission manager
NASA’s Ames Research Center
障害情報の更新:ケプラー探査は定常状態にて、機能確認を継続中
ケプラー探査は、観測をするために復旧するプロセスを進めており、定常状態を維持できています。4月8日に報告した障害の原因については、以前調査中です。
日曜日の朝からケプラー探査機は、安全にパークという、小電力モード(PRS)のうちの一つの定常状態にあります。この状態で、燃料消費は少ないまま、地球との通信は良好に保たれています。木曜日には、ケプラー担当技術者たちが、今後の復旧作業を障害状態に見合った優先順位で計画するために、必要なデータを全て探査機から入手しています。
訳者注
ASTRO-Hと違い、ケプラー探査機の方は、障害からの復旧メドがついているようで安心です。
記事中の”triage”は、「障害状態に見合った優先順位で」と訳しましたが、元来はフランス語で、手元のプチ・ロワイヤル仏和辞典によりますと、選別とか入れ替えの意味になります。
現在では、トリアージ(トリアージュ)といえば、災害時の傷病者の救護活動において、障害の程度に応じて優先順位付け(色別のリボンを付けるとか)をすることを指しています。
【意外と知らないIT用語】ドメインって何? お名前.com